大塚国際美術館スタディツアー in 鳴門^^ その2

前回の続き・・・

面白かったのは,天使ガブリエルがマリヤにキリストを聖霊によって胎に宿すということを知らせる,受胎告知です。有名なものから漫画チックなものまで,同じ題材なのに,時代が変わると描き方から背景まで随分と違ったものになるのですね~。

これはある修道士が描いたもの。
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天使の羽根がパステル調できれいです^^。手を重ねているのは,あなたの言葉に同意します,という意味があるのだそうです。なので,始めはいきなり天使の言葉を聞いてビックリしたマリヤも最後は,神様に不可能はありませんから,同意します,と同意を示している場面なので,天使とのやりとりの最後の方を描いた絵と言われているそうです。これもルネッサンス時代に描かれたので,これではわかりにくいですが,庭の草花が可愛く描かれています。

またこの頃から,聖書の登場人物は金髪で描かれるようになったそうです。本来は皆,中東方面出身ですから,髪の毛は黒いのですが,ルネッサンス時代になり,神よりも人間を3次元で描こうとした時代だったので,自分達に似せて描くようになったそうです。なので・・・これらの絵画の影響は大きく,日本ではキリスト教は西洋の宗教と思われていることが多いですが・・・,実際は全然違うんですよね。

これは有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの描いたもの。
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遠近法を駆使して描いていて,天使の羽根は実際の鳥の模写をしたものだそうです。ダ・ヴィンチは解剖学も勉強された人なので,羽根は実際の鳥の翼を観察して描いたそうです。

これはマリヤしか描かれていない受胎告知の絵です。
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マリヤと共に描かれている書物は聖書なのですが,マリヤの視点は聖書ではなく,その先を見つめています。これは天使が現われた時を描いており,マリヤが何かに気づき,その先に視線がいっている様子を描いた絵だそうです。

漫画チックなのは写真を撮るのを忘れたのですが,ほんとうに,まあ千差万別というか・・・その時代のそれぞれの画家の信仰の現われとして描かれているわけですから,人の持つ多様性って凄いなあ・・・と感心!!!です。

共通しているのは,マリヤの着ている青色は純潔を表し,赤色は命を表していることだそうです。百合の花も純潔を表すそうです。
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by mignon-anne | 2011-07-06 23:21 | ひとりごと
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